交通のご案内 ◆車でお越しの場合 東京・千葉方面より 中央自動車道八王子ICより約30分 東京都武蔵村山市本町1 - 17 - 1 ◆公共交通機関でお越しの場合 武蔵村山市民会館「交通アクセス」WEBページをご参照ください。 http://www.musashimurayama-sakurahall.jp/access/ |
あらすじ 昔むかしの、あるところ。 若くもなく見た目は冴えないけれど、まじめだけが取り柄の百姓のおやじと、働き者で気立てのいい女房が住んでいた。 二人は不釣り合いながら、馬の孫太郎とともに、仲睦まじく暮らしていた。 ある日のこと。ご自慢の赤い陣羽織を着た村の代官が、こぶんたちを連れて見回りにやってきた。 この代官、みかけはおやじに瓜二つだが、悪賢いうえに好色で、あわよくばおやじの女房に言い寄ろうと狙っている。 そこでおやじは代官を少しからかってやろうと、そっと馬小屋に隠れる。代官は家の中へはいって女房と世間話を始めるが、 まもなくおやじが戻ると聞くと、すんなりと帰っていった。 おやじと女房が代官の様子を笑いあって晩酌をしていると、そこに村の庄屋とそのこぶんがやってきて、 おやじを捕らえて無理やり引っ立てていく。 これは代官の差し金に違いないと察した女房は、戸締りを厳重にして、鍬を片手に代官を待ち構えた。 真夜中、おやじがほうほうのていで庄屋のところから逃げ出してくると、家の戸は開いていて、 炉辺には代官の赤い陣羽織や濡れた着物が干してあり、奥の部屋からは代官の声が聞こえてくるではないか。 怒りと嫉妬に狂ったおやじは桑切り包丁を手に取るが、もし代官様に歯向かえば、しばり首になることは間違いない。 悩みに悩んだあげく、おやじの頭に、おかしな目論見が浮かんでくる・・・ |